虫歯になると、初期の虫歯の段階では痛みもないことが多く、全身への影響もほとんどありませんが、虫歯も進行して重症化してくると、強い痛みを伴うことも多く、また、身体への悪影響も想像以上に引き起こすことになります。

まず、虫歯で食事しにくくなることにより、食欲不振や偏食といったものが出てきます。食事がうまく摂れなければ栄養低下や体力の低下により病気や感染に対する抵抗力が低下します。また、原因不明の発熱が虫歯によることもあります。これは、歯周病でも同じことが言えます。ここから、重度の感染症や呼吸器疾患などを引き起こす可能性があります。

子どもでは、なかなか歯の痛みを訴えない子もいますので、ずっと気付かないでいると食欲の低下や微熱など出てしまうことがあります。保護者の仕上げ磨きなどでの観察で早めに気付くことが重要です。また、成長過程で多くの虫歯があったり、重度の虫歯があったりすると、咀嚼障害での体重減少、発育障害、ストレスにもなります。あごの成長や顔の筋肉の発達にも影響を与えます。

また、自宅介護の高齢者なども、介護者にうまく状態を伝えられずに虫歯や歯周病が重症化して体への影響が出てしまうことがありますので、そこも周りの方が良く確認して、訪問歯科などでチェックしていくのが必要です。

1667065002